ペットのおみおくりガイド

火葬のあとの供養の選択肢(手元供養・納骨・埋葬)

最終更新: 2026-09-07

返骨されたお骨をどうするか。手元供養、納骨堂、永代供養、自宅の庭への埋葬について、費用の目安と法律上の扱いを整理しました。

個別火葬で返骨を受けたあと、お骨をどうするかに決まりはありません。すぐに決めなくてもよいことも含めて、選択肢を整理します。

主な選択肢と費用の目安

方法費用の目安特徴
手元供養5,000円〜10万円程度自宅で保管する。骨壺のまま、または遺骨アクセサリーなどに加工する
納骨堂初期10万円〜数十万円+年間管理料5,000〜12,000円程度屋内で管理される。天候を気にせずお参りできる
永代供養(合祀)施設により幅がある他のペットと一緒に供養塔へ。管理者が永代にわたり供養・管理する
自宅の庭へ埋葬費用なし私有地であれば可能(後述の注意点あり)

出典: 長谷川仏壇店、永代供養ナビ、うちのこ暮らし(2026年9月時点)

急いで決めなくてよい

供養方法で迷ったときに知っておきたいのは、手元供養や納骨堂を選んだ場合、お骨はそのまま保管されるため、あとから別の方法に変えられるということです。

一方で、合祀による永代供養は、他のペットのお骨と一緒になるため、後から取り出すことができません。これだけは後戻りができない選択なので、迷いがあるうちは避けたほうが無難です。

まずは手元に置き、気持ちが落ち着いてから決めるという進め方で問題ありません。一部を納骨堂に納め、一部を手元に残す(分骨)という方も増えています。

自宅の庭に埋める場合

法律上の扱いを整理します。人の遺骨は墓地埋葬法により埋葬場所が制限されますが、この法律が適用されるのは人の遺骨のみで、ペットには適用されません。ペットの遺体・遺骨は法律上「廃棄物」として扱われるため、自分が所有する土地(自宅の庭)に埋める分には問題ありません(トラブルブック、ゆめみどう)。

ただし、注意点が2つあります。

1. 他人の土地・公園・河川敷はNG。私有地以外に埋めたり撒いたりすると、不法投棄にあたる可能性があります。「思い出の散歩道に」と考える方がいますが、その土地の所有者の許可なく行うことはできません。

2. 火葬前の遺体をそのまま埋める(土葬)のは避けたほうがよい。分解に時間がかかり、異臭や害虫、野生動物に掘り返されるといったトラブルが起きやすくなります。埋葬するなら火葬後の遺骨を、深めに埋めるのが現実的です(ミツモア)。

なお、賃貸住宅や将来売却する可能性のある土地の場合は、あとで掘り返すことが難しい点も考慮しておいてください。

散骨する場合

粉骨したうえで散骨する方法もあります。こちらも私有地であれば問題ありませんが、他人の土地や公共の場所では行えません。海洋散骨などを希望する場合は、専門の業者に依頼するのが確実です。

決められないときは

供養の方法に「正しい答え」はありません。骨壺を押し入れにしまったままでも、リビングに置いたままでも構いません。区切りをつけたくなったときに、そのとき納得できる方法を選べば十分です。

火葬の依頼先を選ぶ段階では、その業者が納骨や供養にも対応しているかを確認しておくと、あとから相談しやすくなります(ペット火葬の費用相場)。

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