ペット火葬の費用相場【体重別・火葬方法別】
合同火葬・一任個別火葬・立会個別火葬の違いと、体重別の料金目安を複数の調査データから整理。基本料金以外にかかる費用と、安い料金表示の読み方も解説します。
ペットの火葬費用は、「火葬の方法」と「体重」の2つでほぼ決まります。目安としては、猫や小型犬(5kg前後)で 2万〜3万円、中型犬(10〜20kg)で 2.5万〜4万円、大型犬(20kg超)で 3.5万〜6万円 の範囲に収まることが多く、返骨を希望せず自治体に依頼する場合は無料〜1万円程度になることもあります。
以下、その内訳を順に説明します。
火葬方法は3種類
料金差の最も大きな要因が、この選び方です。
| 火葬方法 | 内容 | 返骨 | 立ち会い |
|---|---|---|---|
| 合同火葬 | ほかのペットと一緒に火葬し、合同墓地などに供養する | できない | できない |
| 一任個別火葬(引取り個別) | 1匹だけで火葬するが、業者にすべて任せる | できる | できない |
| 立会個別火葬(家族立会) | 1匹だけで火葬し、家族が立ち会って収骨する | できる | できる |
**下にいくほど費用は上がります。**関東20社を対象にした調査では、様式別の平均費用は合同葬23,250円、個別一任34,077円、個別立会い37,697円と報告されています(ペットライフ)。
迷ったときの判断軸はシンプルで、**「お骨を手元に残したいかどうか」**です。残したいなら一任個別以上、立ち会って見送りたいなら立会個別を選ぶことになります。
体重別の料金目安
複数の調査・料金表から、体重区分ごとの目安をまとめました。金額は税込・地域や業者による幅があります。
| 体重の目安 | 合同火葬 | 一任個別火葬 | 立会個別火葬 |
|---|---|---|---|
| 小動物(ハムスター等) | 5,000〜13,000円 | 9,000〜15,400円 | 15,000〜18,000円 |
| 〜3kg | 13,000〜18,000円 | 17,000〜28,000円 | 20,000〜26,000円 |
| 〜5kg(猫・超小型犬) | 15,000〜19,300円 | 20,000〜36,000円 | 22,000〜29,000円 |
| 5〜10kg(小型犬) | 19,000〜22,000円 | 25,000〜30,000円 | 27,500〜34,000円 |
| 10〜20kg(中型犬) | 24,000〜26,000円 | 30,000〜34,000円 | 38,000〜41,000円 |
| 20〜30kg(大型犬) | 30,000〜36,000円 | 38,000〜40,000円 | 45,000〜47,200円 |
| 30kg超(超大型犬) | 39,900〜42,000円 | 45,000〜48,200円 | 55,000〜60,000円 |
出典: 価格.com くらし、ペットライフ(関東20社調査)、ペトリィの各料金データをもとに作成(2026年9月時点)。
体重が重いほど火葬に時間と燃料がかかるため、料金は段階的に上がります。申し込み時に伝えた体重と実際の体重が違うと、当日に区分が変わって差額が出ることがあるので、できるだけ正確な体重を伝えてください。
基本料金以外にかかることがある費用
見積もりが「火葬料金のみ」を指している場合、次のような費用が別で発生することがあります。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 骨壺・桐箱 | 1,000〜10,000円 |
| 遺体の搬送・出張費 | 5,000〜15,000円 |
| 納骨・埋葬 | 10,000〜30,000円 |
| 永代供養 | 10,000〜50,000円 |
| メモリアルグッズ・肉球スタンプ | 3,000〜20,000円 |
出典: 価格.com くらし(2026年9月時点)
このうち必ず確認しておきたいのが出張費です。訪問火葬(移動火葬車)は「基本料金は安いが、エリア外は追加」という料金体系のことがあります。深夜・早朝の対応にも割増が設定されている場合があります。
自治体に依頼する場合
市区町村によっては、ペットの火葬を受け付けています。費用は無料〜3万円程度と民間より安く抑えられますが、多くの自治体では合同火葬で返骨がありません(ペトリィ)。受付が平日の日中に限られる、自分で持ち込む必要がある、といった制約もあります。
自治体によって扱いが大きく異なるため、詳しくは自治体火葬と民間火葬の違いと、お住まいの地域ページをご覧ください。
「○○円〜」という表示の読み方
料金ページに大きく書かれた最低価格は、多くの場合いちばん軽い体重区分の、いちばん安い火葬方法の価格です。ここに実際の体重区分の差額、返骨を希望する場合の差額、出張費、骨壺代が積み上がって最終金額になります。
そして、この業界で実際に起きているトラブルの多くが、この見積もりの曖昧さから生じています。事前に聞いた金額と違う高額な請求をされた、火葬当日に追加料金を求められた、といった事例が報告されています(ペトリィ)。火葬炉に入れてしまうと中断が難しいため、その場で断りにくい状況が生まれてしまうことが問題を大きくしています。
問い合わせのときに確認すること
電話やメールで問い合わせる際、次の4点を確認しておくと、当日の想定外を避けられます。
- 総額はいくらか(体重・火葬方法・お住まいの地域を伝えたうえで)
- その金額に何が含まれるか(出張費・骨壺・返骨まで含むか)
- 追加料金が発生する条件はあるか
- 見積もりを書面やメールで残してもらえるか
特に4つ目は重要です。口頭のみの見積もりは、あとから食い違ったときに確認する手段がありません。業者選びの詳しい注意点は悪質業者を見分けるポイントにまとめています。