ペット火葬の悪質業者を見分けるポイント
訪問火葬をめぐって実際に起きているトラブルの型と、契約前に確認すべき4つのこと、避けたほうがよいサインをまとめました。
ペット火葬でトラブルが起きやすいのには、はっきりした理由があります。飼い主が精神的に動揺していて、時間の余裕がなく、しかも料金の相場を知らないという、3つの条件が同時にそろうためです。悪質な業者はこの状況を前提にしています。
裏を返せば、事前に確認すべきことを知っていれば、ほとんどのトラブルは避けられます。
実際に起きているトラブルの型
報告されている主なトラブルは次のとおりです(ペトリィ、大森ペット霊堂)。
1. 見積もりと請求額が違う 電話やサイトで確認した金額と異なる、高額な請求をされるケースです。当日その場で追加料金を求められる形が典型です。
2. 断れない状況をつくられる 最も悪質な型です。火葬炉に入れてしまうと中断が難しいことを利用し、支払いに応じなければ「生焼けの状態で帰す」「返骨しない」といったことを告げられる事例が報告されています。遺体を人質のようにされてしまうため、その場では拒否がきわめて困難になります。
3. 火葬後に高額な寄付を求められる 火葬が終わったあとも、手紙・電話・メールで月命日ごとに高額な寄付や供養料を求められ続けるという事例があります。
4. 遺骨が返ってこない・別のペットの遺骨が返る 業者の倒産などによって遺骨が返却されない、違うペットの遺骨が返ってきたという例も報告されています。
5. 近隣とのトラブル 火葬車の設備や技術が不十分で、自宅周辺での火葬時に異臭が漏れ、近隣住民から苦情が出たというケースです。
契約前に確認する4つのこと
問い合わせの電話で、次の4点を聞いてください。ここで言葉を濁す業者は避けたほうが安全です。
- 総額はいくらか — 体重・火葬方法・住所を伝えたうえで、最終的にいくら払うのかを聞く
- その金額に何が含まれるか — 出張費・骨壺・返骨まで含むのか。深夜や早朝の割増があるか
- 追加料金が発生する条件はあるか — 「どんな場合に金額が変わりますか」と直接聞く
- 見積もりを書面かメールで送ってもらえるか — 口頭だけの見積もりは、食い違ったときに確認する手段がない
4つ目を渋る業者は、その時点で候補から外して構いません。まっとうな業者であれば、書面やメールでの見積もり提示を断る理由がありません。
避けたほうがよいサイン
- 料金体系の説明があいまいで、「当日見てみないとわからない」を繰り返す
- サイトに所在地や固定電話の記載がない(携帯番号のみ)
- 料金表が「○○円〜」だけで、体重区分や含まれる範囲の記載がない
- 電話口で即決を急かす、他社と比較させたがらない
- 火葬設備についての質問に答えられない
当日、その場で不安を感じたら
火葬を始める前であれば、断ることができます。遺体を引き渡す前、火葬炉に入れる前が判断のタイミングです。説明と違う金額を提示されたら、その場で契約する必要はありません。
もし高額請求などの被害にあった場合は、お住まいの地域の消費生活センター(消費者ホットライン 188)に相談できます。
慌てないための前提
こうしたトラブルの多くは、「今すぐ決めなければ」という焦りから生まれます。実際には、適切に安置すれば夏場でも1〜2日、保冷をすれば数日の時間をつくれます(亡くなった直後にやること)。
料金の相場を把握したうえで、2〜3社に問い合わせて比較する時間は十分にあります。相場についてはペット火葬の費用相場をご覧ください。
夜間・休日でも受付しているペット葬儀サービスがあります。まずは料金と最短のお迎え時間を確認してください。
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